震災前のリフォームで家が無事だった

私の夫の実家は東北地方です。そして2011年の震災の際には、大きな被害を受けた場所でした。海から離れていたため、津波までは到達しませんでしたが、自宅は半壊しました。

周囲の家が全壊の場所も多かった中、半壊で済んだのには理由があります。それはその前の年に台所、ふろ場、トイレなどをリフォームしていたからでした。長年住んでいた実家はもうすでに築30年が経過し、あちこち傷んでいました。それをリフォームしたのです。

もともと地元の大工さんが手掛けた家であったため、大工さんに依頼。しかしながらやはり大工さんの手仕事は丁寧でありながら時間はかかりました。その間姑はアパートに仮住まいをしていたのです。そんな約半年間のリフォーム期間を得て、完成したのですが、そのあとに被災をしてしまいました。しかしながら、もしもリフォームをしていなかったら、もっと被害はあったと大工さんからの指摘がありました。やはり水回りの基礎から手直ししたので、家は半壊で無事だったのです。ここにリフォームのすごさを実感しましたね。